はじめに
誤った使い方をしたときに生じる関電や傷害など人への危害、また火災など財産への損害を未然に防止するため、次の事を必ずお守りください
定期的に点検する:故障個所が無いか、コネクタ面やスイッチなどを点検してください
故障したら使わない:破損していることに気が付いたら、すぐに相談窓口へご相談ください
万一、異常が起きたら:変な音・においがしたり、煙が出たら、直ちに使用をやめ、すぐに相談窓口へご相談ください
危険
火気には近づけないでください。思わぬ事故につながる可能性があります
注意
廃棄の時電池を取り外す以外は分解をしないでください。性能の劣化や故障の原因となります
表示の意味
危険:この表示のある事項を守らないと極めて危険な状況が起こり、その結果大怪我や死亡にいらる危害が発生します
警告:この表示のある事項を守らないと、思わぬ危険な状況が起こり、その結果大怪我や死亡にいたる危険が発生することがあります
注意:この表示のある事項を守らないと、思わぬ危険な状況が起こり、怪我や座お産に損害を与えることがあります
ご相談窓口
製品に関する情報は、https://www.aerosense.co.jp/as-gm01/ をご覧ください
またご相談窓口は、販売代理店へのご連絡または販売元への連絡か下記をご利用ください
Webからのお問い合わせ https://www.aerosense.co.jp/contact
製品仕様
本製品の仕様は以下の通りです
製品名 : AS-GM01
外寸(全体) : φ350mm × 37mm
外寸(本体) : φ240mm × 30mm
重量(1台) : 474g
動作時間 : 6時間(長時間計測モード)
動作温度 : -10 ~ 50℃(通常動作時)
5 ~ 45℃(充電時)
保管温度 : -15 ~ 60℃
防塵防水等級 : IP65
インターフェース : USB2.0 Bluetooth4.2
無線LAN(IEEE802.11b、802.11g、802.22n)
付属品 : USBチャージ用ケーブル
①本体
②台座
③円形のシート
外寸詳細
①エアロボマーカー上面~下面までの高さ
設置方法
①本体を台座にセットします(円形の黒シートの中心に穴が開いています、また台座中心に穴があいてますので合わせることで本体周りの黒が均一になります
②電源を入れ、操作完了です
設置の際の注意点
以下のような状況ですと、データが取得できない可能性がありますのでご注意ください
草や、木の枝葉、電柱などに隠れていないか マーカーはドローンによる空撮画像に明確に映っている必要があります。 これらの近くに設置する場合は、ある程度距離を離してください
固定されているか マーカーが十分に固定されていないと、空撮中に風で飛ばされたり、人や車両等に踏みつけられ、位置がずれる恐れがあります
ドローンの高度は、エアロセンス製のドローンは70m、他社製の機体の場合は40m(地上解像度1~2㎝以内)を標準として、±10mを目安としてください。 高度が90m以上、または20m以下だとエアロボクラウド上での、空撮画像からのマーカー自動検知ができません
設置場所が極端に傾斜のあるところではないか マーカーが傾いていると、エアロボクラウド上での空撮画像からのマーカー自動検知がしずらくなります。平坦な場所に置くことが望ましいです
極端に汚れていないか マーカーが極端に汚れていると、エアロボクラウド上での、空撮画像からのマーカー自動検知ができません
マーカーの配置間隔が極端に狭くないか マーカーの配置間隔は、100mを目安押してください。それ以下の間隔で配置される場合は、飛行高度を30m~50m以下の低高度で撮影してください。 マーカーの間隔が10m程度の場合、エアロボクラウド上での、空撮画像からのマーカーの自動検知が正しくできないことがあります。
マーカーの自動割り当ては、画像exif中の位置情報をもとにしていますが、その位置情報の精度がメートルオーダーと低精度のため、カメラの傾きや飛行高度によっては、割り当てミスが発生する可能性があります。
使用しないマーカーは、空撮画像に映り込まないように、確実にカバンの中などに隠してください。意図しない形で使われる可能性があります。
AEROBO®マーカーの下に、付属の円形シートを敷いてくださいこれがないと、クラウド処理にてマーカーが自動検知されません
マーカーの仕組みマーカーの計測ポイントは、マーカー上面中心となります。
高度角15度以上の衛星からの電波を受け取り、位置を計測します。
設置時の目安
衛星からの電波を遮る障害物(木や建物)があると測位制度が落ちますので、障害物に遮られないようにマーカーを設置してください 少なくとも、マーカーと障害物までの距離が、障害物の高さより長くなるようにしてください。 また、上空に電線がある場合等も、電波を遮られる原因となりますのでご注意ください。
設置時の注意
マーカー設置後、マーカー及びその周辺の写真を撮っておくと回収しやすくなります。 電池切れ、故障といった何らかの原因により途中で計測が終了してしまう可能性があります。
計測を終了し電源を切る場合、電源ボタンを2秒以上押さないでください。 計測データが残らない場合があります。
操作一覧
電源ON時 電源OFF時
バッテリー残量確認
充電中 計測中
電源OFF
計測モード
AEROBO®マーカーは、60分計測を標準としています
本体ファームウェア・バージョン1.4.0以降では、60分を超える長時間計測もサポートしています。(1.3.0以前はサポ
ートしていません)
長時間計測モードに関しては「長時間モードに切り替える」をご覧ください
充電する
①電源がOFFになっていることを確認してください
付属のUSBケーブルで充電器と接続すると、「CHARGE」LEDが点灯し充電が開始されます
②「CHARGE」LEDが消灯したら充電完了です USBケーブルを外してください
充電についてのご注意
・充電は5~45℃の温度範囲内で行ってください
・充電時間は電池の使用状況により異なります
・電池を充分に充電しても使える時間が通常の半分くらいになったときは、電池が劣化している可能性があります
相談窓口へお問い合わせください
・充電器を使用する場合、650mA以上提供できる製品を使用してください
※AEROBO®マーカーに内蔵されているニッケル水素充電池は、過放電により内部の化学物質が劣化します。電池を使
い切った状態で、しばらく使わないまま自然放電を放置すると、著しく寿命が短くなることがあります。
バッテリーを長く正常にご利用いただく為に、以下の2点を実施してください
1、AEROBO®マーカーの使用前、使用後にフル充電する
2、しばらく使わない場合は、2か月に1度はフル充電する
※長い間使用しなかった場合は、充電・放電(AEROBO®マーカーを動作させる)を何度か繰り返すことで、電池の性
能が回復できる場合があります。
計測を開始する
①「POWER」ボタンを押し、電源を入れてください(OFF⇒ON)
②「POWER」LEDが点灯します
③約30秒後、右側4つのLEDが一度点灯し、その後消灯します
④自動でGPS測定が開始され、「GPS-FIX LED」が点滅します
⑤GPS-FIX LEDの点滅パターン
※標準モードでは、60分経過後にj動的に電源がOFFになります
計測を終了する
標準計測モードでは、60分経過後に自動的に電源がOFFになるまで計測を続けることを推奨しますが、60分経過前でも
(短縮スタティック計測等の場合)この手順で計測を終了させることができます。 ただし計測時間が短いと、正確な位
置計測ができない場合があります。
①「POWER」ボタンを押す(約0.5秒)と右側4つのLEDが一度点灯し、その後消灯します
「POWER」ボタンを長押しし(約2秒)で電源OFFにした場合、ログデータが残りません
②約10秒後、電源OFFになります (「POWER」LEDが消灯します)
バッテリー残量を確認する
①電源ONの状態で、「BATTERY」ボタンを押すと「BATTERY」LEDが点滅します (3回繰り返し、以降消灯)
②「BATTERY」LEDの点滅パターンです
ログを取り出す
①電源がOFFになっていることを確認し、USBケーブルでPCと接続してください
(「CHARGE」LEDが点灯します)
②「POWER」ボタンを押し、電源を入れてください
③30秒後ぐらいに、右側4つのLEDが一度点灯し、その後消灯します
④「BATTERY」LEDと「GPS-FIX」LEDが点灯します
※PC上にAEROBO®マーカーデータ用のフォルダを予め作っておきます(例:デスクトップ上に「Marker」等)
PC上で、USBドライブとして認識されるので、ログファイルのコピーや移動をフォルダにしてください
コピーや移動が終わったら、PCの「ハードウエアを安全に取り外す」処理を行い、USBケーブルを外してくだ
さい
⑤「POWER」ボタンを押す(約0.5秒)と右側4つのLEDが一度点灯し、その後消灯します
⑥消える寸前のパネルです
⑦約10秒後、電源OFFになったらUSBケーブルを外してください (「POWER」LEDが消灯し、「CHARGE」LED
のみ点灯)
注意:古いPCや電源供給がないUSBHubをお使いの場合、接続ができない場合があります
その際にはACアダプタ付きのUSBHubを経由して接続してください
計測モードを切り替える
AEROBO®マーカーは、60分計測を標準としています
本体ファームウエア・バージョン1.4.0以降では、60分を超える長時間計測もサポートしています。
①電源ONの状態で「BATTERY」ボタンを長押し(約4秒)すると計測モードが切り替わります
※バッテリー残量に応じて「BATTERY」LEDが点滅し始めますが、そのまま4秒押し続けます。
点滅パターンの繰り返し3回目まで押し続けるのが目安です。
⇓ 標準計測モード
長時間計測モード
電源を入れた直後は、標準計測モードになっています。(前回の設定は保存されません) 長時間計測モードを
お使いの場合は、毎回設定してください
長時間計測モードでは、自動的に電源は切れません(ただし、計測中にバッテリー残量が少なくなった場合には
自動的に切れます) POWERボタンを押して電源を切ることで、計測を終了させてください。 電源を切る場
合は「計測を終了する」をご覧ください
長時間計測モードでのバッテリー連続動作時間は5時間を標準としています
長時間計測を行った場合には、バッテリー残量が少なくなっていることが考えられますので、保管する前に充電
するようにしてください。
計測時間は、計測モードを切り替えるからの問題ではなく、電源を入れてからの時間をカウントされます。
長時間計測モードから標準モードに切り替える際に、電源を入れてからすでに1時間経過していた場合には、自
動で観測終了・電源OFFとなります
長時間計測モードでも、ログは分割されず、ひとつのファイルとなります
長時間計測モードは、主に基準点測量を行う際などに使用します。基準点測量に関する詳細は、AEROBO®クラ
ウドのマニュアルをご覧ください
ファームウエア・バージョンを確認する
本体ファームウエアのバージョンを確認する方法は、以下の通りです
①「ログを取り出す」の手順で、マーカーとPCを接続します
マーカー内蔵メモリが、USBドライブとして認識されます
②「firmware version」のファイルを、テキストエディタ(メモ帳など)で開きます
①※.※.※の数字が3つ並んでいます。 最後の数字がバージョンになります
ファームウエア・バージョンアップ方法
①エアロセンス社ホームページの製品 ⇒AEROBOマーカーを選択します
②ホームページ内にお知らせが出ます 必要なデータをダウンロードします
①ダウンロードした.ZIPファイルを解凍すると2つのファイルができます
②「ログを取り出す」の手順で、マーカーとPCを接続します
マーカー内蔵メモリが、USBドライブとして認識されます
③「update」のファイルを、PCからマーカーへ「複製」か「コピー」してください
④マーカーのアップデート手順につきましては、付属の手順書のPDFを参照ください
ログファイルについて
ファイル名の例
注意点
観測開始日時が不安定で、以下のようなファイル名になることがあります
as-gm01abcd_gnss_rov.0001.log
(事例)
・衛星からの電波受信状況が悪いとき
・60分経過せずに「power」ボタンを押して終了したとき(稀に起こります)
本体側のログデータの記録領域は十分に余裕がありますが、PC上にコピーするなど適度なタイミングで、古いデ
ータは削除してください
現在AEROBO®クラウドでは、一回の計算につき同一の日付を持つログデータについてのみ測位しています
そのため、AEROBO®クラウドにアップロードするログデータは、同日に取得したデータになるようにしてくだ
さい
それが困難な場合、残りの日付データについては別途解析していただき、その解析結果を手入力していただく必
要があります
FAQ
Q:60分以内に終了したい場合はどうしたらよいでしょうか?
A:起動中に「POWER」ボタンを押して(約0.5秒)電源OFFにしてください
Q:円形シートは必ず敷かなくてはなりませんか?
A:はい。円形シートを敷かないと、AEROBO®クラウドがAEROBO®マーカーを認識しないため、対空標識として使
用される場合には必ず敷いてください
Q:AEROBO®マーカーとマーカーナビが繋がらない
A:AEROBO®マーカーとマーカーナビはBluetoothで繋がっています
AEROBO®マーカー側のBluetoothがONになっていなければつながりません
①電源ONの状態で右端のAボタンを長押し(約3秒)します COMMのランプ(青色)が1回点滅します
②一度設定するとメイン電源がOFFになっても電源ONで設定されています
Q:満充電したのに現場で数時間しかもたない
A:原因はいくつか考えられますが、最も多いものとして次の事があげられます
市販のUSB充電器には1:6等も見受けられます。 USB側の電力が足りずに充電の初期で中止してしまいま
す
USB充電器がタコ足配線等で100V入力している場合、このような現象が多発します
製品の破棄について
本製品廃棄する際には、電池をリサイクルに回収する必要があります
電池を本体から取り外した後に以下の点にご注意ください
また、本機を分解した後は、本機の機能、性能は保証できなくなりますのでご注意ください
危険
電池を、本体以外で充電しないでください
電池を分解しない。火の中に入れない。電子レンジやオーブンで加熱しない
電池を火のそばに置かない
電池を水や海水、その他の液体で濡らさない。 一度濡れた電池を充電したりしようしたりしない
危険
電池をハンマーなどで叩いたり、踏みつけたり、落下させたりするなどの衝撃や力を与えない
電池が変形・破損した場合には使用しない
お願い
本製品はニッケル水素電池を使用しております。 不要になった電池は端子にセロハンテープなどの絶縁テープを貼って、リサイクル協力店へお持ちください
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