(注)本機能は、必須ではありません。必要に応じて使用してください。
4点以上の基準点により、現場ローカル座標系への変換(ローカライゼーション)を行います。
本設定前に、座標値がわかっている基準点の変換元、変換先の座標値のペアを4組以上、あらかじめ準備しておく必要があります.
*基準点として、測量範囲を囲むような4点を選点することが望ましいとされています(下図).
ただし、ローカライゼーション自体は、基準点の場所をとくに問いません。(測量範囲内にあっても可能です)
1. ローカライゼーションパラメータファイルの雛形作成
「座標値サンプル」をクリックします.
「クリップボードへコピー」をクリックします
コピーした内容をメモ帳などのエディタに、ペーストし、ローカライゼーションパラメータファイルの雛形を作成します.
このとき、ファイル名は任意ですが、ファイルの拡張子は.csv としてください
2. ローカライゼーションパラメータファイルの編集
ローカライゼーションファイルは、以下の形式でかかれたCSVファイルとなります。
メモ帳やExcelなどで、値を編集します。
# 基準点名, e(East-West direction), n(North-South), z, 緯度(60進数), 経度(60進数),高さ(楕円体高/標高)
ここで、
e, n, zは、変換先の座標値(メートル単位. 通常、平面直角座標系での値を想定)、
緯度、経度、高さ(楕円体高/標高)は、変換元の座標値(VRSなどのGNSSローバーで取得した座標値など)を記述します。
(注1)緯度経度値は、60進表記 ( ddd.mmsssss ) として記載してください.
たとえば、124度14分04秒44 の場合、124.140444、
37度26分43.6526 の場合、37.26436526
と記載します.
(注2)楕円体高とは、標高にジオイド高を加えた高さです. 楕円体高を標準としますが、標高でも計算可能です.
(注3)重要! ローカライゼーションを適用する際、作業フロー後段の "成果物座標系設定" メニューの 成果物座標系は、「緯度経度系(WGS84系)」を指定してください。ローカライゼーションでは、緯度経度(WGS84)で記述された点群のみ、処理可となります。
3. ローカライゼーションパラメータファイル読み込み
「座標値読込(CSV)」より、前項で作成したローカライゼーションパラメータファイルを読み込みます.
緯度経度については、10進表記(度単位)で表記されます. (60進表記から10進表記へ自動で変換されます)
使用する基準点について、最低4点、チェックしてください。
変換先の座標値(メートル単位)は、小数点以下3桁が必要となります。3桁に満たない場合、エラーメッセージが表示され、設定は無効となります。
変換元の座標値(度分秒単位)については、とくに制限はありません.
設定しなおす場合は、「座標値削除」により一度全座標値を削除した後、再度前項の編集からやりなおし再度、読込しなおしてください.
設定後、「次へ」をクリックし、フローをすすめます。
以上.
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