対空標識によるドローン写真測量計算(自動割り当てを行う. GNSS測位に現場基準点を使う)の操作方法

変更日 金, 8 11月 で 4:45 午後

以下、写真測量用サンプルデータ((リンク) 写真測量用サンプルデータ)を使って、説明します。


0. フライト作成

「新規フライト」をクリックし、フライト作成ダイアログをオープンします.

①「フライト名」に任意のフライト名称を入力します。「フライト名を日時でアップデート」をクリックすると、[現在時刻]がフライト名として設定されます.

② 計算種別から「写真測量計算」をチェックします. 

③「作成」をクリックします.


左メニューから「データ解析ワークフロー」を選択.  または、ドローワー開閉ボタン(図中赤丸)、または、画面上の暗い領域の任意の場所をクリックし、「作業」メニューを開きます.




1. 基準点設定

基準点を入力します.

① 「基準点設定」 にて、「現場基準点」をチェックします.

② 座標系プルダウンメニューより、"平面直角座標系" > "9系" を選択.

③ (エアロボマーカーなどGNSS受信機を設置した)X座標、Y座標、Z座標(標高値)、アンテナ高を入力します.
これら座標値は、いわゆる測量成果(元期値)とします.

④ 入力完了後、上部バーの「次へ」をクリックします


*「エアロボマーカーのアンテナ高」について

  • 現場基準点の上に(地面の上に)直接エアロボマーカーを設置する場合
    正確なアンテナ高は測量標識の上面からエアロボマーカーの上面中心までの高さになりますが、簡易的に入力する場合はエアロボマーカーの厚みである0.03m をご指定ください。
  • 現場基準点の上に三脚を置き、三脚の上にエアロボマーカーを設置する場合
    測量標識の上面から、三脚に設置されているエアロボマーカーの上面中心を計測頂き、その高さ(m)を入力してください。

アンテナ計測方法の詳細は こちら(リンクエアロボマーカーのアンテナ高について ) をご参照ください。



2. ローカライゼーション

特にローカライゼーションの必要がなければ、「次へ」をクリックします

3. 画像設定

「写真のアップロード」をクリックします.  


①【写真のアップロード】にて、写真を選択します

② 写真選択後、「アップロード」をクリックします. 


アップロード完了後、画像のサムネイルが表示されます.
「次へ」をクリックします


4. デザイン設定

① 「対空標識のデザイン」 > 「エアロボマーカー」をチェックします.  

② 対空標識の検出方法として、「AIによる自動検出」をチェックします.

「次へ」をクリックします.


5. 座標データ入力

「エアロボマーカーアップロード」をクリックします. 

【エアロボマーカーログアップロード】にて、エアロボマーカーログを選択し、「アップロード」をクリックします.



アップロードが完了すると、「エアロボマーカーログ(測位計算前)」タブに、アップロードしたファイルのファイル名、緯度、経度(単独測位精度)が表形式で表示されます.
「次へ」をクリックします.



6. 標定点/検証点設定

エアロボマーカーが地図上に表示されています。エアロボマーカーログアップロード直後は、すべてのマーカーが[標定点]として設定されています(青色のアイコン).
検証点にしたいマーカーのアイコンをクリックし、サブメニューの「標定点検証点設定」> 「検証点」を選択し、検証点設定にします. 




設定後、地図上では、検証点マーカーが、赤色アイコンにかわります.
「次へ」をクリックします.



7. 現場基準点の割り当て

「1. 基準点設定」にて入力した現場基準点を GNSS測位の基準点として割り当てます
基準点にしたいマーカーのアイコンをクリックし、サブメニューの「現場基準点に設定する」を選択します.


設定後、地図上では、基準点マーカーが、黄色アイコンにかわります.
「次へ」をクリックします.


8. 成果物座標系設定

写真測量計算の成果物(点群やオルソ画像)の座標系を設定します.
デフォルトでは、平面直角座標系、日本ジオイドモデル2011が設定されます. (通常は、この設定で問題ありません)

「次へ」をクリックします.

9. 写真測量計算

計算内容が[処理内容]蘭に表示されます. 設定内容にNGがある場合、[チェックステータス]欄が表示されて計算開始できませんので、関係するメニューにもどって、再度設定内容を確認、修正してください.


「処理内容」精度検証をしたい場合、点群やオルソ画像を生成したい場合の設定をすることができます

詳細は下記リンクを参照ください.

(Link) 処理内容について



必要に応じて、[マルチGNSS]、[点群密度オプション]などの計算オプションを設定してください.
計算オプションの詳細については、下記リンクを参照ください.

(Link) 写真測量計算オプションについて

設定後、「計算開始」をクリックし、計算を開始します.


計算中のステータスは、「計算進捗確認」メニューより確認できます. 

① 更新ボタンのクリックより、最新の計算状態に画面を更新します.

② キャンセルボタンのクリックより、計算をキャンセルできます.




以上.

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