PPK写真測量計算(自動割り当てを行う. 測量済みの座標を使う)の操作方法

変更日 金, 8 11月 で 4:42 午後

利用できるドローン

  • DJI
    • Phantom 4 RTK
    • Mavic 3 Enterprise
    • Matrice 300 / 350 RTK
  • エアロセンス
    • AS-MC03-PPK, AS-MC03-PPKHL


以下、PPK写真測量用サンプルデータ(リンク PPK写真測量用サンプルデータ)を使って、説明します。



0. フライト作成

「新規フライト」をクリックし、フライト作成ダイアログをオープンします.

①「フライト名」に任意のフライト名称を入力します。「フライト名を日時でアップデート」をクリックすると、[現在時刻]がフライト名として設定されます.

② 計算種別から「写真測量計算」をチェックします. さらに、「PPKを使用する」をチェックします.

③「作成」をクリックします.


左メニューから「データ解析ワークフロー」を選択.  または、ドローワー開閉ボタン(図中赤丸)、または、画面上の暗い領域のどこかをクリックし、「作業」メニューを開きます.


1. 基準点設定

基準点を入力します.
後に入力する 測量済みの座標の基準点にあわせてください。たとえば、対空標識をVRSで計測した場合には、「電子基準点」を、TSなどで現場の基準点からひっぱり計測した場合には、「現場基準点」を設定してください.
ここでは、対空標識をVRSで計測したとし、「電子基準点」を設定します.


「基準点設定」 にて、「電子基準点」をチェックします.

上部バーの「次へ」をクリックします.




2. ローカライゼーション

特にローカライゼーションの必要がなければ、「次へ」をクリックします.


3. 画像設定

「写真のアップロード」をクリックします.  


①【写真のアップロード】にて、写真を選択します

② 写真選択後、「アップロード」をクリックします. 

アップロード完了後、画像のサムネイルが表示されます.
「次へ」をクリックします.



4. PPKパラメータ設定

PPK処理を行うために、ドローンのGNSSレシーバーで取得されたGNSS観測ログファイル(RINEX OBSフォーマット)、および、撮影時刻補正ファイル(MRKフォーマット)が必要となります。これらは、1フライトごとに生成され、通常、画像が格納されたフォルダに格納されています。


「PPK用ドローンのカメラ位置補正とRINEXファイル」>「ファイル選択」をクリックし、RINEX OBS/MRK の2ファイルを必ずペアとして、選択、アップロードしてください.
(または、2ファイルを選択後、該当アップロードエリアにドラッグアンドドロップしてもできます)
また、フライトが複数にわかれている場合、複数フライト分まとめてアップロードすることも可能です。



アップロードが完了すると、「ファイル選択」エリア下部に、アップロードしたファイル名が表示されます.



4. デザイン設定

① 「対空標識のデザイン」 > 「エアロボマーカー」をチェックします.  

② 対空標識の検出方法として、「AIによる自動検出」をチェックします.

「次へ」をクリックします.


5. 座標データ入力

座標値読込(CSV)」をクリックします. 


平面直角座標系9系を選択し(①)、既知の座標値が記録されたcsvファイルを選択します(②).
選択すると、画面下欄に、設定する点の候補が表示されます(③). 問題なければ、「設定ボタン」を押して確定します(④).
csvファイルの形式詳細については、以下のリンクをご参照ください.

(リンク) マーカー座標入力ファイル



設定が完了すると、「ユーザー入力座標」タブに、アップロードしたマーカーのID(デフォルトでは連番)、観測点名、X座標、Y座標、Z座標、検証点 が表形式で表示されます.
観測点名は、任意の英数字文字列が使用できます.(設定しなかった場合、MarkerID値が観測点名として使用されます.)
「次へ」をクリックします.



6. 標定点/検証点設定

エアロボマーカーが地図上に表示されています。エアロボマーカーログアップロード直後は、すべてのマーカーが[標定点]として設定されています(青色のアイコン).

 検証点にしたいマーカーのアイコンをクリックし、サブメニューの「標定点検証点設定」> 「検証点」を選択し、検証点設定にします. 



設定後、地図上では、検証点マーカーが、赤色アイコンにかわります.




PPK計算では、すべてのマーカーを検証点として設定します(下図).
設定後、「次へ」をクリックします.


(補足)すべてのマーカーを一度に検証点設定とすることもできます.
「6. 座標データ入力」にて、アップロード後のファイル一覧右の"検証点"にチェックをいれると、すべてのマーカーが検証点設定となります.(下図). 逆に、チェックを外すと、標定点設定となります.


7. 成果物座標系設定

写真測量計算の成果物(点群やオルソ画像)の座標系を設定します.
デフォルトでは、平面直角座標系、日本ジオイドモデル2011が設定されます. (通常は、この設定で問題ありません)

「次へ」をクリックします.


8. 写真測量計算

計算内容が[処理内容]蘭に表示されます. 設定内容にNGがある場合、[チェックステータス]欄が表示されて計算開始できませんので、関係するメニューにもどって、再度設定内容を確認、修正してください.


「処理内容」精度検証をしたい場合、点群やオルソ画像を生成したい場合の設定をすることができます

詳細は下記リンクを参照ください.

(Link) 処理内容について


必要に応じて、[マルチGNSS]、[点群密度オプション]などの計算オプションを設定してください.
計算オプションの詳細については、下記リンクを参照ください.

(Link) 写真測量計算オプションについて




「計算開始」をクリックします.

電子基準点使用時のワーニングがでます.  成果物座標系について、問題なければ、チェックを入れ、「計算開始」をクリックします.



計算中のステータスは、「計算進捗確認」メニューより確認できます. 

① 更新ボタンのクリックより、最新の計算状態に画面を更新します.

② キャンセルボタンのクリックより、計算をキャンセルできます.







以上.


この記事は役に立ちましたか?

それは素晴らしい!

フィードバックありがとうございます

お役に立てず申し訳ございません!

フィードバックありがとうございます

この記事に改善できることがあれば教えてください。

少なくとも一つの理由を選択してください
CAPTCHA認証が必要です。

フィードバックを送信しました

記事の改善におけるご協力ありがとうございます。