写真測量では、以下の計算オプションに対応しています.
① マルチGNSS衛星
PPK測位や、GNSSスタティック測位で使用する衛星系を選択します. デフォルトは、"GPS衛星" のみ有効です.
② 点群密度オプション
点群の密度を設定します。デフォルトは、100点/m2 となります.
③ 深度フィルタ
点群のきれいさを設定します。デフォルトは”弱”。”強”にすると処理に時間が掛かります。
(密)点群をつくる際の点のフィルタリング設定を行います.
「aggressive」→ 推定位置精度が悪い点を積極的に除去し、点群を生成します.
「moderate」→ 推定位置精度が悪い点を 適度に除去し、点群を生成します.
「mild」→ 計算された点をすべて採用するように点群を生成します.
デフォルトは、"aggressive"の設定となります。
角をより出したい場合は、「mild」設定でお試しください。
④ 不要物除去
点群中の、草木や重機など、いわゆる不要な地物の除去を行います。なお、同機能は、単独での実施も可能です.
写真測量計算後、「不要物除去」計算カード にて単独で処理することもできます.
⑤ オルソタイル処理
エアロボクラウド「2D」地図に表示するタイル画像(オルソ画像を解像度ごとに分割した画像セット)を生成します.
写真測量計算後、「タイル生成」計算カード にて単独で処理することもできます.
⑥ オプション
- 「スケールユニット」
点群の長さの単位を設定します。デフォルトは、メートル単位 となります.
- 「写真の位置合わせの精度」
写真の位置合わせの精度を設定します.
「低い」→ 画像の半分の解像度で、位置合わせを行います.
「中くらい」→ オリジナルの画像の解像度で、位置合わせを行います.
「高い」→ 画像の2倍の高解像度で、位置合わせを行います.
デフォルトは、”中くらい”の設定となります。画像のテクスチャがぼやけていたり、のっぺりし、画像合成がうまくいかない場合、 ”低い” でお試しください(ただし、この設定では、点群が一部領域で歪む場合もありますのでご注意ください).
- 「対地高度」
エアロボマーカーを利用する場合、同対地高度設定にて、エアロボマーカーと画像との紐付けを行います。
デフォルトでは、画像の高度タグにかかれた高度情報を用います。同高度が大きくはずれていなければ、とくに設定をしなくても、紐付けには影響ありません。
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