はじめてのAEROBO®クラウド

変更日 Tue, 10 Oct 2023 で 11:00 AM

コンテンツ



はじめに


はじめに

エアロボクラウドでは、ドローンで撮影した膨大な画像データを管理し解析することで、専用ソフトがなくても簡単に空撮画像から地図タイルや3Dモデルを高速に生成し、地図上で確認したりダウンロードして測量等の業務に利用することが可能です。


概要


このヘルプページでは、本システムがサポートする以下の機能について説明します。

1. アカウントとログインについて

  • グループやユーザといったアカウントの作成とログインについて


2. それぞれの業務ミッションの管理と、フライトの管理

  • グループごとに管理できるミッションと、フライトの登録、管理
  • 飛行計画のアップロードと表示

3. フライト画像のアップロードと管理

4. 測量機能

  • GCPマーカーの設定方法やエアロボマーカーとの連携
  • フォトグラメトリー処理でオルソ画像や3Dモデルの生成

5. マッピング機能

  • 空撮画像からオルソ画像を生成する
  • オルソ画像を用いたマッピング機能について

6. 生成したデータの表示とエクスポート

  • 処理結果の見かた
  • 生成したオルソ画像や3Dモデルなどのデータやエクスポート


7. オルソアップロードと表示

  • オルソのアップロード
  • オルソの表示



動作環境


本システムはWebGLを利用した3Dグラフィックス機能を使用します。

お使いのブラウザでWebebGL、また グラフィックアクセラレーションによる表示サポートを無効にしている場合 、有効化してください。

有効化する方法は、お使いブラウザにより異なるため、各ブラウザのヘルプをご覧になるか、ブラウザ提供元のサポートにお問い合わせください。 

有効化できない場合 、お使いnoWebブラウザのバージョンが低いか、コンピュータのグラフィックアクセラレーション機能が不足している可能性があります。

ブラウザを最新バージョンにアップデートするか、使用するコンピュータの変更をご検討ください。 

下表に示す PC 環境を用いて、Webブラウザで Aerobo Cloud(https://aerobocloud.com/) にアクセスしてください。 

また、システムのご利用はネットワーク環境のよいところで行ってください。



システム使用条件
PCWebGLが快適に動作するGPUを搭載したPC、またはMac
OSWindows7以上、またはMac OSX ver10.9.5以上
Webブラウザ以下のブラウザの最新バージョンをお試しください
- 推奨:Google Chrome
- Opera, Firefox, Safari, MS Edgeでも利用可能ですが一部機能が動作しない可能性があります
- Internet Explorerは非対応


注意

  • 本システムは WebGLを利用した3Dグラフィックス機能を使用するため、GPU性能が低いマシンの場合には動作が遅くなったり表示が乱れる不具合が発生する可能性があります
  • 3D表示など複雑な処理を行う場合に動作が遅くなったり動作しないという問題が発生する可能性があります。



注意事項


万が一、ページがフリーズする、エラーが出て動かないなどの問題が発生した場合には、MainページのURL( https://aerobocloud.com )を入力し戻ってください。





アカウントとログインについて


グループとユーザ


グループは一つの会社や部署などの単位ごとに作成します。それぞれのデータは、グループ内で共有されることになります。ユーザは、一つ以上のグループに所属することができ、所属するグループのデータを閲覧、編集することが可能です。



ログイン方法




トップページのログインボタンからログイン画面へと進み、登録時のメールアドレスとパスワードを入力ください。


パスワードの変更

ログイン後、画面右上のユーザメニューから「パスワード変更」からパスワードを変更することができます。



パスワードを忘れた場合


ログイン画面にて、「サインイン」ボタン上にある「パスワードを忘れた場合はこちら」のリンクからメールアドレスを入力ください。パスワードを再発行いたします。





ミッションとフライトの管理


ミッションの作成

最初のステップとしてミッションを作成します。


ミッションとは、測量や点検を行う1つの「現場」を示すものになります。本システムでは、各現場(ミッション)での測量データを時系列で管理できるようになっています。次の図にあるように、アップロードされた写真、およびクラウドシステムによって作成される画像データは、ミッションの中でフライト(撮影日時)ごとに管理されます。



同じ現場で撮影した写真は、同じミッションで管理すると便利です。別の現場で撮影した写真を管理する際は新たなミッションを作成することで時系列で管理をすることができます。

各フライトの管理画面では、地図上にマッピングされたオルソ画像、3D画像、アップロードした写真などの表示、ダウンロードをすることができます。



最初に左側が表示されます。


※以降、この左側画面を「ミッション一覧画面」と呼びます。


「ミッション一覧画面」の「新規ミッション」をクリックし、ミッション名を入力してください。



※ミッション名に使える文字列は以下の通りです。

  • 2文字以上、128文字以内までの文字列
  • 特殊文字(&, ”, ’, <, >, /, \, `)、空白のみの名前は不可
  • すでに存在するミッションと重複する名前は不可

ミッション名を入力後、「作成」ボタンをクリックするとミッションが追加されます。


ミッションの編集・削除

ミッション名は、ミッション作成後でも変更可能です。 ミッション一覧画面で、ミッション名の右側にあるメニューボタンをクリックすると、以下のオプションが表示されます。



編集・・・ミッションの名前・拡張機能を変更することができます。

削除・・・ミッションを削除することができます。

※ミッション内の全てのデータ(オルソ画像、3D画像、アップロードした写真など)が消去されます。


フライトの登録

作成したミッションをクリックすると、ミッション管理画面が開きます。



※左のミッション管理メニューは、メニュー右上の×やメニュー外(地図など)をクリックすることで閉じることができ、ページ左上をクリックすることでほとんどのページで開くことができます。




フライトを登録するには、「新規フライト」をクリックし、フライト名とフライト日を入力してください。


フライト名は、フライトに任意の名前を付けることができます。 フライト日には、測量写真の撮影日時を入力します。



フライト名には初期値としてフライト日が入力されます。 「フライト名を日時でアップデート」をクリックすると、現在入力中のフライト日がフライト名にコピーされます。


フライト名、フライト日が入力された状態で「作成」をクリックすると、フライトが登録されます。



フライトの切り替え

フライトが複数ある場合は、左のドロップダウンメニューで切り替えることができます。



ドロップダウンを切り替えると、選択中のフライトのデータに表示が切り替わります。 (オルソ画像、3D画像、アップロードした写真など)


フライトの編集・削除

ミッションと同様に、フライト名、フライト日も作成後に変更可能です。 ミッション管理画面で、フライト名の右側にあるメニューボタンをクリックすると、以下のオプションが表示されます。



編集・・・フライト名、フライト日を変更することができます。

削除・・・フライトを削除することができます。

※フライト内の全てのデータ(オルソ画像、3D画像、アップロードした写真など)が消去されます。

表示される画面に従い実行すると、現在選択中のフライトが編集・削除されます。





画像のアップロードと管理


フライト画像のアップロード

モデリングなどに使う写真をアップロードする画面です



「ファイルを選択」ボタンからアップロードしたい画像を選択してください。
ファイルの読み込みが完了すると「アップロード」ボタンが押下可能になります。



アップロードが完了するまで、ブラウザの「戻る」ボタンや「閉じる」ボタンは押さないでください。


フライト画像の確認と管理

アップロードされた画像がフライトに存在すると、サムネイルが表示されます。

チェックボックスにチェックを入れ、右上のゴミ箱ボタンをクリックすると、画像が削除できます。


アップロードされた画像がフライトに存在すると、サムネイルが表示されます。

  • 「info」ボタンを押下すると、画像の情報が閲覧できます。
  • 「zoom-in/out」ボタンを押下すると、画像の拡大/縮小ができます。
  • 「delete」ボタンを押下すると、画像を削除します。
  • 「download」ボタンを押下すると、画像をダウンロードします。





ドローン写真測量機能(GCPの設定から計算まで)


写真測量計算(エアロボマーカーを利用)


操作説明へのリンク


写真測量計算(一般の対空標識を利用)

操作説明へのリンク






基準点測量


エアロボマーカー使用した基準点測量

操作説明へのリンク


エアロボマーカー使用方法(簡易版)

操作説明へのリンク





基準点測量のためのエアロボマーカー設置手順


手順

セッション1


セッション2

セッション3

注意点

1つのセッションでは、すべてのマーカーが1時間以上観測時間が重複するように観測してください。






撮影位置のマッピング機能


マッピング

位置情報に基づいたデータを地図上に表示する事ができます。


撮影位置表示

Exifに位置情報を含む写真を使ってオルソ画像を作成した場合、撮影位置を地図上に表示することができます。 ミッション画面においてメニューバーで[2D]を選択し、メニュー下側に表示される[マッピング]をクリックすると、 撮影位置チェックボックスが表示されます。



撮影位置チェックボックスをチェックすると地図画面に表示されているオルソ画像上に黄色いフラッグが表示されます。 フラッグはドローンによる空撮画像の撮影位置を示しています。



フラッグにマウスカーソルを合わせると、それぞれの位置で撮影された写真のサムネイルが表示されます。 さらにオルソ画像上をクリックすれば、クリックした位置に最も近い位置情報を持つ写真が表示されます。








地図の2画面表示


表示

2D画面、地図上の「画面切替」→「2画面」を指定すると2画面を表示します。



操作

先の2D画面を元にして2画面に分かれます。表示直後は同期モードです。



同期モード



片方の地図を移動するともう片方の地図も同じく移動します。


左右の地図で最大ズームレベルが異なる場合、操作中の画面の最大ズームレベルが適用されます。


そのためもう片方の地図はズームレベル範囲外になるとオルソが表示されなくなります。

  • 非同期モード
    画面毎に地図を移動します。

  • モードの切替
    2画面中央のボタンをクリックすることで同期モードと非切替モードの切替ができます。


オルソ選択メニュー

両画面の左上に「オルソ選択」ボタンがあります。クリックするとオルソ選択メニューを表示します。




オルソメニュー

選択したオルソのメニューを表示します。


オルソへの移動

選択したオルソへ移動します。



透明度の指定

オルソの透明度を設定します。


2D画面へ戻る

2画面から2D画面に戻ります。






フライトの複製


概要

指定したフライトのフライト情報、フライトログ、画像などを複製します。
計算後のフライトを複製した場合は点群やオルソ画像などの成果物は複製されません。


操作

1. 複製したいフライトを選択


ナビゲータ > フライト選択 > 小メニュー 「複製」をクリック。


2. 複製したいフライト名を入力


複製するフライト名を入力すると使用可能になります。


※他のフライト名と被る場合は複製開始後、エラー画面になります。


3. 「作成」をクリック

しばらくすると複製中のマーク、ステータスが画面右上に表示されます。


4. 複製が完了すると終了のお知らせメールが送信される

「[AEROBO] “複製するフライト名” の複製が完了しました」このような件名で通知されます。



5. 「複製中のマーク」をクリック後、フライトを開く



複製したフライトが作成されています。


※複製完了メール通知後に画面リロード、再ログインなどした場合、複製中マーク、ステータス表示は消えます。



6. 「設定状況」画面で確認


写真、エアロボマーカーログが複製されています。





アノテーションの追加


アノテーション機能について

地図上に図形(マーカー、ライン、エリア)を作成して保存、描画することができます。
※図形データはミッション単位で保存されます。

新規作成

マーカーの作成

アノテーションタブのマーカーボタンをクリックし、新規入力状態にします。
任意の地点をクリックすると地図上にマーカーが表示されます。



マーカーはドラッグで移動ができます。もう一度クリックすると編集を確定します。


ラインの作成

アノテーションタブのラインボタンをクリックし、新規入力状態にします。
任意の地点をクリックすると開始点が表示されます。
クリックする度にラインが描画されます。



点を追加していき、もう一度同じ地点をクリックすると確定します。



エリアの作成

アノテーションタブのエリアボタンをクリックし、新規入力状態にします。
任意の地点をクリックすると開始点が表示されます。
クリックする度にラインが描画され、3本以上ラインを引くとエリア描画されます。



点を追加していき、もう一度同じ地点をクリックすると確定します。




編集

名前、説明の記入

図形をクリックすることで編集状態になり名前と説明を記入出来ます。
名前は、地図上で図形にマウスカーソルを合わせた時に表示されます。

カラー変更

編集状態からカラー一覧を表示して変更したい色を指定します。


マーカーの編集

編集状態でドラッグすると移動できます。


ラインの移動

編集状態でラインをドラッグすると移動できます。



ラインの頂点追加

編集状態で中間点をクリックまたはドラッグして頂点を追加します。



ラインの頂点削除

編集状態で頂点をクリックすると削除します。



エリアの移動

編集状態でドラッグすると移動できます。


エリアの頂点追加

中間点をクリックまたはドラッグして頂点を追加します。



エリアの頂点削除

編集状態で頂点をクリックすると削除します。



編集の確定

図形をクリックすると編集を確定します。



削除

図形の削除

図形を編集状態にして削除ボタンをクリックすることで削除出来ます。


その他

注意事項

Microsoft Edgeブラウザを使用した場合、他のブラウザ(Google Chromeなど)で

入力した図形を表示すると、入力時の位置と表示位置がずれることがあります。




ドローン写真測量レポートの読み方


ドローン測量で最低限理解が必要な標定点・検証点誤差の読み方についてはこちらのページ【レポートの見方】 にも解説があります。


タイトル

レポートの表示となるページです。




Survey Data(調査データ)

カメラで撮った枚数や飛行高度、解像度などが記載されています。



Camera Calibration(カメラキャリブレーション)

カメラキャリブレーションの情報です。



Camera Locations(カメラ位置)

カメラの位置とその誤差の推定値です。




Ground Control Points(グラウンドコントロールポイント)

GCP位置とその誤差の推定値です。




Digital Elevation Model(デジタルエレベーションモデル)




Processing Parameters(SfM計算のパラメーター)




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